個人投資家の皆様へFor Individual Investors

当社グループの事業について

当社グループは、実業(リアル)である「不動産事業」、ITと人工知能技術を基盤とした「ITプラットフォーム事業」及び「AIソリューション事業」、の3つの事業を有機的に結合させた『AI×リアル』ソリューション事業を展開しております。

これらの3つの事業の相関性に関しましては、最初に実業を通じてビジネス基盤を構築すると共に、並行して得た専門的ノウハウ及びデータをテクノロジーにフィードバックします。次に、それにより向上したAI技術やITを実業に導入、実業の生産性や顧客満足度を向上させるとともに再度フィードバックを得ることで学習を続けます。

さらに、当社グループにおいては、自社のリアル事業のスマート化やプラットフォーム化のプロセスで構築されるAIテクノロジーを、不動産業界だけでなく、金融業界、電力業界、情報通信業界などといった幅広い産業に対して提供しています。またその対象業務はマーケティング活動、営業活動、在庫管理業務といった顧客企業の様々な領域に広がっています。

このように3つの事業が相互に補完し合うデータエコシステム型ビジネスを構築している点が、当社グループの強みです。

リアルビジネスのスマート化を通じて、データエコシステムを構築し、AI/ITソリューションを進化

当社グループの事業について

不動産事業について

当社グループの祖業である「不動産事業」においては、不動産仲介サービスとIoTを活用したスマートホームサービスを展開しております。

不動産仲介サービスにおいては、1人の社員が売主、買主の双方を担当せずにどちらか一方のみを担当し、担当する売主又は買主の利益のみを徹底追求する「エージェント制」を採用しております。また、売主に対して不動産査定価格を提案する際には、不動産の大量のデータをAI技術によって処理する「不動産価格推定エンジン」を活用し、恣意性を排した客観的な不動産査定価格を提示し、その上で、担当する社員の専門性を加味した不動産査定価格を提示しております。

  • 当社独自の不動産仲介

    当社独自の不動産仲介

    売主様・買主様どちらか一方だけを担当するのが当社の特長です。
    仲介手数料は担当したどちらか一方よりいただく仕組みです。

  • 一般的な不動産仲介

    一般的な不動産仲介

    不動産仲介会社が不動産の売主様と買主様の両方を担当し、
    売主様・買主様の双方から仲介手数料をいただく仕組み。

スマートホームサービスにおいては、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するIoTサービス「MANOMA」を搭載した、主にファンドや法人に販売する収益型不動産「AIFLAT(アイフラット)」の施工・販売を行っております。

不動産事業について

ITプラットフォーム事業について

「ITプラットフォーム事業」においては、ヤフー株式会社と共同で提供する不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」を通じて個人向けサービスと法人向けサービスを提供しております。

ITプラットフォーム事業について
ITプラットフォーム事業について

個人向けサービスにおいては、マンションの所有者が「不動産価格推定エンジン」の提示する推定成約価格などを参考に不動産仲介業者を通さずに自らインターネット上で直接マンションの売出しを売却仲介手数料0円で行うことができるサービスを提供しております。

法人向けサービスにおいては、①物件を売りたい売主からの問合せをインターネット上で集める集客機能、②問合せがあった売主に対して、「不動産価格推定エンジン」の提示する不動産査定価格のみならず周辺の物件の成約情報など売主の意思決定にあたって必要な情報も盛り込んだ査定書を作成する機能、③不動産仲介業者が不動産売却媒介契約を締結できた売主の物件をインターネット上に掲載して買主を募集する広告機能及び④AI技術による優良顧客特定機能の4つの機能を提供し、一連の不動産仲介業務を一気通貫で支援するサービスを提供しております。

従来、大手不動産ポータルサイトのビジネスモデルは、不動産を購入することをSearch(検索・検討)しているユーザー向けに、不動産の広告情報を掲載する広告ビジネスであり、その後のTransaction(内見→申込→交渉→契約)プロセス全般に対して、AI技術やITによるサービスを提供しておりませんでした。

これに対して、当社グループは、Transaction(内見→申込→交渉→契約)プロセス全般の不動産仲介業務を一気通貫で支援するサービスを提供しております。

その結果、複数の不動産仲介会社に不動産仲介業務支援機能をご利用頂き、不動産仲介会社を通じて得たデータ及び知見をAI技術やITにフィードバックし、AI技術の精度やITの利便性をさらに向上させております。

ITプラットフォーム事業について

AIソリューション事業について

当社グループは、2018年10月に、「AIソリューション事業」を行うための100%子会社であるSRE AI Partners株式会社を設立し、SRE AI Partners株式会社を通じて各種業界向けにAI技術を用いたソリューションサービスを提供しております。

「AIソリューション事業」においては、AIクラウドサービスとAIコンサルティングサービスの2つのサービスを展開しております。

AIソリューション事業について

注1 :PoCはProof of Conceptの略称で、試作開発の前段階における検証やデモンストレーションを指す。

AIクラウドサービスにおいては、「不動産事業」や「おうちダイレクト」を通じて得られた大量の不動産データを、AI技術によって処理する「不動産価格推定エンジン」を、不動産会社及び金融機関向けに提供しております。「ITプラットフォーム事業」において提供する「不動産価格推定エンジン」では、不動産売買価格のみを提供しておりますが、「AIソリューション事業」において提供する「不動産価格推定エンジン」においては、不動産売買価格のみならず、不動産賃貸の賃料を推定する機能なども提供しております。

AIコンサルティングサービスにおいては、不動産仲介業者及び金融機関のみならず電力業界や情報通信業界に対して、マーケティング活動、営業活動、在庫管理業務といった顧客企業の様々な顕在的、潜在的な経営課題を、AI技術を用いて解決するコンサルティングサービスを提供しております。顧客企業の業務の過去の実績データを表形式に整理した上で、将来予測をAI技術により行うソフトウエアに入力すると、自動的に機械学習が実行され、顧客企業の経営課題を解決するための「AIによる将来予測ツール」が生成され、顧客企業は、「AIによる将来予測ツール」を業務に活用して将来予測を行うことで、業務の効率化を実現できるようになります。

一般的に、AI技術の導入にあたっては、「PoC」、「サーバー構築、モデル作成」、「システム化(顧客サービスへのインテグレーション)」を行い、その後実運用に進むのが通常のフローであります。そのため、導入にあたっての高いコストが導入障壁になっておりますが、当社グループでは、簡易的にAI技術を導入することで経営課題を解決することを希望される顧客には汎用的な「AIによる将来予測ツール」のみを比較的低コストで提供し、AI技術のシステムインテグレーションを希望する顧客には「システム化(顧客サービスへのインテグレーション)」まで提供するなど、顧客の要望に応じた柔軟なAI技術の提供が可能であり、大手企業から中小企業までのそれぞれのニーズにあわせた導入メニューを提供しております。

AIコンサルティングサービスで顧客の経営課題を解決するプロセスの中で、当該顧客以外にもあてはまる共通の汎用的な経営課題を特定し、当該課題を解決するための新たな汎用的なAIクラウドサービスを生成し、販売していくといったエコシステムを構築してまいります。

業界特有の課題解決を通じ、共通のニーズを特定し、汎用性を持つAIを機能ベースで面展開

AIソリューション事業について

当社の歩み

年月 沿革
2014年4月 ソニー不動産株式会社を設立
2014年8月 東京都中央区銀座において営業開始
2015年7月 ヤフー株式会社(2019年10月1日よりZホールディングス株式会社に商号変更)(注1)に対して第三者割当増資を実施し、業務提携契約を締結
2015年10月 AI技術を利用して不動産売買推定価格を算出する「不動産価格推定エンジン」の提供を開始
2015年11月 「おうちダイレクト」(注2)サービスを開始
2017年7月 株式会社マネーフォワードとの連携を開始
2018年3月 株式会社マネジメント・シェルパ・ソリューション(現持分法適用関連会社)に出資
2018年5月 AI技術を活用してマンション価格情報を独自の切り口で紹介する「マンションAIレポート」を公開
2018年10月 大阪府宅地建物取引業協会(加盟不動産業者数約8,500社)と業務提携を結び、同協会加盟業者への「不動産仲介業務支援機能」の提供を開始
「おうちダイレクト」サービスの一環として「不動産仲介業務支援機能」の提供を開始
不動産事業者向けに不動産成約価格データを蓄積・算出する不動産AIソリューション事業を開始
IoT環境を備えたスマートホーム「AIFLAT(アイフラット)」シリーズの提供を開始
AIソリューション事業に特化した100%子会社であるSRE AI Partners株式会社(現連結子会社)を設立
2019年1月 吸収分割の方法により、SRE AI Partners株式会社にAIソリューション事業を承継
2019年4月 本社を東京都港区北青山へ移転
2019年5月 東京都宅建協同組合(加盟不動産業者数約14,000社)と業務提携を結び、同組合加盟業者への「不動産仲介業務支援機能」の提供を開始
2019年6月 商号を「ソニー不動産株式会社」から「SREホールディングス株式会社」へ変更
SRE AI Partners株式会社、株式会社マネジメント・シェルパ・ソリューションとともに「テレプレゼンス システム(4K超解像技術、最適化した視認性制御技術やステレオエコーキャンセルを始めとする高音質化技術を駆使し、"あたかも同じ空間にいるかのような自然なコミュニケーション"ができる隔地間におけるコミュニケーションツール)のホテル向けビジネス導入に向けたトライアルを開始
機械学習を用いた「AIによる将来予測ツール」の導入コンサルティング及びサポートサービスを開始
2019年9月 SRE AI Partners株式会社が、三井住友信託銀行株式会社が実施する「不動産ビジネスにおける情報の蓄積と活用を促進するためのデジタル技術(ブロックチェーン)を活用した実証実験」に参加
2019年11月 SRE AI Partners株式会社が、ジオパーク支援コンサルティング事業をおこなう北海道地図株式会社(以下「北海道地図」)と共同で、北海道地図の事業拠点と対象となる全国各地のジオパーク施設同士を、「テレプレゼンス システム」でつなぎ、より効果的で質の高いコンサルティングを提供する新規ソリューション事業を開始することを前提に、実際のジオパーク関連施設におけるトライアル導入を開始