SREホールディングスとソニーネットワークコミュニケーションズ
スマートプラットフォーム間の業務提携に関するお知らせ
～IoT回線を活用したAIクラウド＆コンサルティングの進化～

　SREホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：西山和良、以下SREHD）とソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：峯村竜太、以下SNCSP）は、AI技術とIoT回線の融合による新しいサービスの提供を実現することを目的として、業務提携を行うことに合意したのでお知らせいたします。

　本業務提携の背景としては、近年AI活用が全産業に広がっている中、クラウド上のビッグデータ解析に基づく意思決定支援にとどまらず、AIの適用範囲が実環境（リアル）へ拡大をしてきていることがあります。それと同時に、実環境（リアル）へのIoT（Internet of Things）の展開も、急速に広がりを見せております。

　このような状況下の中、ソニーグループにおいて、不動産向けリアルサービスとAIソリューションを展開するSREHDと、IoT回線を展開するSNCSPは、モバイル回線等を活用した実環境（リアル）におけるデータ収集と収集されたデータに基づく実環境（リアル）へのAIサービス展開において、戦略的提携を行って参ります。

　具体的には、物流/製造工場/宿泊施設などにおいて、従業員や商品などの位置・内容・効率などをIoTによりセンシングを行い、集められたデータを分析することで、最適化を行うAIを提供したり、商業用不動産において、人々の流れを可視化することにより物件価値をAIで判定したり、遠隔地からのバーチャル体験などのサービスを提供することを目標としております。現在、実環境でのデータ収集の枠組みを、既存社内ネットワークを前提として導入検討（PoC：Proof of Concept）を行うのは、セキュリティーの面なども含め、実施ハードルが高い状況が多くの会社に見られますが、当ソリューションを用いることで、各社へのPoC導入が容易になります。

業務提携の概念図

　SREHD及びSNCSPはまず二者間でのPoCの実施によりサービスの企画を進めてまいりますが、更に他のIoTサービスプロバイダー様と共同でのPoCを行い実サービスを提供していきたいと考えておりますので、これに興味を持たれた事業者の方の参加を歓迎しております。是非、末尾の連絡先まで問い合わせ下さい。

　なお、今回の業務提携により、SREHDが実環境（リアル）におけるデータ収集と収集されたデータに基づく実環境（リアル）へのAIサービスの提供を行うにあたり、将来的にはSNCSPのIoT回線を利用することで、AI導入の効率化とお客様の利便性の向上を目標としておりますが、取得したデータによる予測処理をIoTデバイス側（Edge側）で行うことで、実環境に対しリアルタイムFeedbackを行うと同時に、収集したデータをクラウド側で分析し、学習処理を行うことで、高精度かつ高レスポンスのEdge Computingへの展開をはかることも視野に入れております。